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== 作品紹介(Story-1 /翠綺譚) ==

『翠綺譚/エピローグ1.』

 どのくらい歩いたのか......。

 生い茂る木々は、なお一層暗さを増して、
 深い静寂と孤独に、ふと立ち尽くす。

 時を刻まぬ森は、生きているという感覚さえも鈍らせる。
 これが自らが望んだ世界なのだろうか.....。



エピローグ1.
  『夢旺花〜ユメニサクハナ〜』


夢旺花よ 孤高の麗花よ.....

やわらかなその花弁は 蒼蒼の風に揺れ
溢れる光彩と清浄を生み落とす

夢旺花よ 甘く香しき芳のものよ.....

せつないまでのその凛姿は 全ての魅了を核とする
やわらかなその花蕊(カズイ)にそっと唇を重ねて
はにかむ蜜夢を味わおう

美しき夢の化身よ.....

その命脈を紡ぐのは 紅き夢 碧き夢 
暗澹たる迷夢にさえも 生きる糧を見いだす

欲望も絶望も かの閨茫(ケイボウ)の前にはただの幼き萌芽(ホウガ)..... 

2-IMG_5702-3.jpg
ネックレス:夢旺花〜ユメニサクハナ〜


『翠綺譚』もいよいよ終章です。
エピローグは「夢を謳歌する花」を当て字にして、
「ユメオウカ」となります。

一言で「夢」といってもいろいろありますよね。
睡眠中に見るのも夢、将来を思い描いて望むのも夢、
内容も千差万別で、眠りから醒めた途端に忘れてしまう
夢もあれば、生涯の目標になる夢もあったり。
それらが唯一共通しているのは、心身と深いつながりを持っている事。

その不思議なユメというものに寄り添う花、という
モチーフを想像した時、何とも妖しい空気感が頭をよぎって、
“これはもう絶対形にしたい!”と思いました〜w

2-IMG_5708-3.jpg
ネックレス:夢旺花〜ユメニサクハナ〜


この作品は作者が欲しいと思ったままに、自由に創作しています。
ので、デザインにも一切の妥協はありません(∂∨≦)6
もちろん他の作品も妥協はしてないですけど(^∀^;>
『翠綺譚』は「夢旺花」なくしては有り得なかったという意味で、です。

この作品を活動の集大成としてお見せするために、今回の
物語を組み立てたと言っても過言ではないのですよ〜。
それ位に思い入れのある作品です(*^^*)

ボリュームのある中央に視線を集めるよう、周囲は敢えて
シンプルなデザインにしています。
カラーバリエーションも渋めに抑え、従来とはまたひと味
違った色遣いとなりました〜。
いつものように、あまり細かく創り込むのではなくて、
引き算の美学とでも言いますか、必要なもの以外を
削ぎ落とし、かつ大胆であるようなデザインを心がけました。

いろいろチャレンジもした作品でもあります。



パチパチ拍手ありがとうございます!
がんばりまーす(^∀^)/


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