『煌泪の宴』Vol.2

2012-03-08-Thu

『煌泪の宴』2作目は「磐長姫（イワナガヒメ）」をお送りします。
磐長姫は木花咲耶姫の姉であり、妹姫とは対照的な醜女で、
嫁ぎ先からも返された哀れな女神。

木花咲耶が懐妊した際には、それを呪ったという説もあり、
それが人の短命なる起源であるとも言われているそうですが、
個人的な感想としては、違和感を覚えざるを得ません。

そもそも天界人である夫ニニギが、何を以って磐長姫を“醜い”としたのか。
秀麗な容姿の基準が地上に住まうものと同じだなんて、
余りに俗物的な感じがしてしまうんです（＝ω＝）
それに仮に醜い姿形だったとしても、不老不死を操る程の聡明な女神様が
妹姫を呪うなんて短絡的なことをするでしょうか。
そんなふうに考えると作者としてはどうしても、
磐長姫の味方をしたくなってしまうんですよね〜（＾.＾；＞


【ネックレス：磐長姫】

この作品のテーマは「永遠」です。
その象徴として2種類のアイテムを使用しています☆
1つは中央の“温感ビーズ”。人の体温によって、
色が黒→ピンク→オレンジ→グリーン→ブルーへと変化します。
画像1枚目は程よく温まった状態です。
もう少し温め続けると藍色っぽくなります。
2枚目は温度が少し下がったもの。実はこの2枚は同一の作品です♪
面白いビーズですが、撮影するのは大変でしたー（＞3＜）

そのビーズの下にあるのは仮面。
素顔をさらしたくないというせつない想いを知るのは、
無邪気な鳥達だけといったイメージです。


【ネックレス：磐長姫】

もう1つは画像ではうーん。。見にくいですが、
両サイドの花型に隠れるようにして、
“無限”を象ったパーツを入れました。
聡明で控えめな姫様へ尊敬と畏敬の念を込めて。


【ネックレス：磐長姫】

3枚目の画像の温感ビーズは、冷えた状態のものです。
この部分が変化するだけでも、
作品の雰囲気は変わってくると思いますよ（∂∀≦）v


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